真っ白な仮面にグレーのスウェット。あやしげな雰囲気を漂わすラファエルさんは、過激な内容の動画が人気で男性ファンも多いユーチューバーだ。先月末、チャンネル登録数が200万人以上もいるユーチューブのアカウントが運営側から削除され、話題になったばかり。損失額は数千万円にものぼるという。
巷を騒がせた話題の人物に直撃してみた。
「#時給日本一ユーチューバー」たるゆえんは
「ユーチューバーになる前は自衛隊に入隊したり、一部上場企業でサラリーマンもしたりしていました。4年前にふとユーチューブのCMを見て、こんなつまらないやつが売れているなら僕のほうが勝てるな、と(笑)。そして、これはお金になるぞ! と思ったのがきっかけです」
ネタは自分で考え、動画編集は外注するというスタイルで、今では国内人気ランキング35位に(取材時)。自身のインスタグラムにつくハッシュタグは「#時給日本一ユーチューバー」だ。
「ランキングは35位ですが、稼ぎだったら、かなりいいところをいっているほうだと勝手に思っています(笑)。
僕はもともと有名になりたいわけではなく、ユーチューブをビジネスとして考えています。アカウントが閉鎖される前は、ユーチューブのほかにも事業を手がけているのですが、それと合わせて月収はだいたい4000万円を超えていて年収でいうと5億円くらいでした」
動画に広告を入れることで、再生1回あたり約0・1円から0・3円の利益が出るといわれている。登録者数や再生回数に応じて金額が上がるシステムだ。
「僕の場合は再生回数だけでなく、商品を紹介するタイアップ動画が多かった。収入の割合は動画広告が半分、タイアップ案件が半分くらいでしょうか。ですが、僕の動画だと大手企業は、まずNG(笑)。普通の人気ユーチューバーなら入りやすいと思いますけど」
その収入が水の泡になってしまった理由とは……。
「“垢BAN”(ネットスラングでアカウント削除のこと)の理由は、僕の動画コンテンツがユーチューブのルールに違反していたから。僕はアダルトなコンテンツや、身体を張った危険なチャレンジものが多かったので……」