4人の不倫女子アナが受けた
ペナルティーから見えるもの
■安藤優子(フリー)
かつての『スーパーニュース』、現在では『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)でおなじみ、日本の女性キャスターの先駆者と言ってもいい彼女。2回結婚していますが、2回とも不倫を疑われています。
最初の結婚は大手広告代理店のエリートサラリーマンでしたが、妻子ある男性側が離婚した直後に安藤と結婚したことから、不倫略奪だと騒がれました。結局、この結婚は3年で終わりましたが、その後に安藤のマンションに妻子持ちのプロデューサーが通っていく姿を週刊誌に激写されました。安藤はこの男性と再婚しますが、仕事上はノーペナルティーでした。ちなみにこの男性は、フジテレビ情報制作局制作担当局長にまで上りつめた大物です。
■小宮悦子(テレビ朝日[当時])
『ニュースステーション』(テレビ朝日系)で“えっちゃん”というあだ名で美脚とともに人気を博した彼女。一般男性と結婚している最中に、番組スタッフの男性の家からの朝帰り、つまり不倫を写真週刊誌に撮られてしまいました。離婚はしましたが、仕事のペナルティーはありませんでした。
■青木裕子(TBS[当時])
'06年に『サンデージャポン』担当ディレクターとの不倫が写真週刊誌に報じられましたが、降板には至らなかった青木裕子。さらに'08年、『週刊現代』(講談社)にフリーのディレクターとの不倫を報じられます。同誌によれば、男性の妻がTBSに乗り込んだことから、不倫が露見したそうです。このときもノーペナルティーです。
■山本モナ(フリー)
『筑紫哲也 NEWS23』(TBS系)に抜擢(ばってき)されるものの、妻子ある代議士・細野豪志との京都旅行と路チューを『フライデー』(光文社)に撮られ、降板。さらに『女性セブン』(小学館)には妻子持ちの読売巨人軍の選手(当時)とラブホテルに入る姿を撮られたことで、『サキヨミ』(フジテレビ系)もたった1回で降板になりました。ペナルティーはかなり重いといえるでしょう。
これらのケースを比較して考えてみると、
・山本モナのように、女性側がフリーの場合、立場が弱いのでペナルティーが重い。
・青木裕子の相手のように、男性側がフリーの場合、局は局アナを守る。
・安藤優子や小宮悦子のように、数字(視聴率)を取っている場合、フリーでも局アナでもおとがめなし。
・安藤優子の相手のように、男性側がテレビ局の大物の場合、おとがめなし。
と見ることができます。このように、不倫のペナルティーは、善悪というより、知名度や数字を持っているかの弱肉強食ゲームなのです。