高須「脂肪といえば、温子さん・保奈美さんのヤセた頬にも脂肪注入したいね。自分のお腹や太ももなどの脂肪を吸引して再利用する脂肪注入は僕が広めた施術だし、おすすめだよ。注入できるほどの脂肪がない場合は、ヒアルロン酸になるかな」
──温子さんと賀来さんは目の下のシワとくぼみが気になります。ここはどう対処するのがいいでしょう?
高須「目の下の骨の上に打つヒアルロン酸、これがいいかな。打ち方に工夫が必要なので取り扱っているクリニックは少ないですが、僕は自分がやってよかったものは、みんなにも分け合いたい主義! ぜひ、おふたりともやってほしいです」
トレンディー時代と今の流行の違いは
──ところで、'90年代前半は、賀来千香子さんや浅野温子さんのように、目鼻立ちのハッキリした顔、大人っぽい雰囲気が人気だったかなと思います。この時代の女性の顔の流行は、どのような感じだったのでしょうか? また、現在との違いは?
高須「ちょっとクドい美人で、目や鼻のパーツが大きい人が当時は流行していたね。メイクも輪郭をしっかり取ったマットなリップが主流だったし。でも今は、テレビの中の手の届かない人よりも、SNSで見る等身大の人が人気。メイクも抜け感があるものが人気だし、整形も“がっちりいじりました!”というより、気になるパーツを微調整する“ナチュラル美”が人気ですね」
──なるほど。気になるちょっとした部分が解消すると、自分の顔をもっと好きになれそうですね。
高須「整形はポジティブな気持ちでやるもの。僕はみんなにもっとキレイになってほしいなといつも思っていますよ!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。