より魅力的な施設に“リボーン”したい
カリスマ店員のブームは社会現象となり、修学旅行生から地方の高齢者までが来館するように。連日のにぎわいを見せた。
お正月の初売りに並ぶ客の長い行列は、109の地下から東京メトロの通路を通り、最長で宮益坂にまで延びた。今でもお正月の初売りの様子はニュースで取り上げられ、福袋の中身を客同士で交換しあうさまは渋谷の風物詩になっている。
かつて“ギャルの聖地”と呼ばれた109。彼女たちに慣れ親しまれ、渋谷のランドマークにもなっていたロゴが3月14日、撤去された。新元号とともに、4月28日からは新たなデザインにリニューアルされるという。
「世の中では従来のロゴ=ギャルのイメージが強い。新しいロゴは9537件の一般公募の中から選んだもので、グラデーションカラーは文化や人の交わりあいをイメージしています。
また同時に、まずは109へ足を運ぶ価値をもってもらえるよう、店舗のリニューアルを進めています。ブランドとしての再興ではなく、今のアラウンド20の女性から、より魅力的だと感じてもらえる施設に“リボーン”できたらと考えています」