ずっとブルーシートがかかっていましたが、3月下旬に工事が終わりました。もう完成したので、まもなく家族で引っ越してくるのではないでしょうか」(近隣住民)

 都内の住宅街で、かねてから工事を進めていた中村獅童のマイホームが完成したという。

2年前の春先に、獅童さんの事務所の方から“解体作業でご迷惑をおかけします”とご挨拶がありました。家族で新生活を始めるために建て替えることにしたそうですよ」(同・近隣住民)

 ここは初代中村獅童こと小川三喜雄さんと妻の陽子さんが暮らし、幹弘こと二代目獅童が生まれ育った思い出深い場所。

「獅童さんは、三喜雄さんの役者廃業後、後ろ盾もなく7歳で萬屋の門をたたきました。当初はなかなか役もつかめませんでしたが、自宅や稽古場で精進して役者として地位を築いていきました。陽子さんも後援会を立ち上げるなどして彼をサポート。母子二人三脚で歩いてきた大切な場所なんです。'13年12月に陽子さんが亡くなった後は獅童さんが土地と建物を相続しました」(芸能プロ関係者)

地下にあるものとは!?

 '15年1月に現在の妻である沙織さんと結婚。ふたりは当初別の場所で暮らしていたが、結婚を機にまたここに住み始めた。

「やっぱり住み慣れた場所がよかったのでしょう。ただ、建物の耐震構造に問題があったため、取り壊して新しく家を建てることにしたんです」(同・芸能プロ関係者)

 ただ、その後、工事はなかなか進まなかった。

ずっと更地の状態が続いていて、昨年の5月ごろから工事が始まりました。なんでも、地下に稽古場を造るらしく、その工事を進めるのに時間がかかってしまったんだとか」(前出・近隣住民)

 新居が完成するまでの間、獅童たちは別のマンションで暮らしていたが、やはり工事の進捗が気になるのか、こんな姿が目撃されていた。

「獅童さんはお仕事が忙しいのか、全然お見かけしませんでしたが、沙織さんはときどきお子さんを連れて様子を見に来ていましたよ。完成が待ち遠しかったのかもしれませんね」(別の近隣住民)

 3月下旬に、記者も新居に行ってみたところ、地上3階に地下1階、敷地面積は200平方メートルを超えるという立派な豪邸ができあがっていた。

 外観は全体が黒いコンクリート造りで窓は少なめ。歌舞伎の稽古をすることを考えて、音が漏れないようにしているのかもしれない。

最近は、獅童さんの事務所の方たちが、豪邸に荷物を運び入れているのを見かけますよ」(同・近隣住民)

 現在放送中のNHK大河ドラマ『いだてん』では、主人公の兄という重要な役柄で出演するなど、仕事のほうも絶好調。

 新しくできた“いだてん御殿”に住めば、さらに波に乗れるかも!