キス&ラブシーン
プロセスにこだわり
4人の女性たちのそれぞれの物語が展開していくのは見どころのひとつ。
「香織の医院、友美のパート先、冴子の会社、樹里のジムにそれぞれの家というようにシーンも多く、まるで4本の連続ドラマを同時に制作しているみたいです。撮影は大変ですが、4人それぞれの物語を初めから終わりまでテンポアップさせながら、スピーディーに描いています」
毎回、登場するキスシーンやベッドシーンにも注目が集まりそう。
「キスだけなら1秒で終わってしまいますが、そこに至るまでを2分かけて描けば、エロチックさが表現できる。1話で3人の女性がキスをしている回もありますが、キスに至るまでのプロセスの描き方にもこだわっています。ドキドキしたり微笑ましかったりと“キスシーン”でも、キャラクターによって違ったシーンになっているのも、お楽しみください」
それぞれ女性たちが極限まで追いつめられるスリリングな物語だが、パートナーや思いを寄せる男性たちがコミカルで、クスリと笑える部分もポイント。
「秘密を抱えつつも幸せな人生を手に入れるため、協力し合い、立ち向かっていく彼女たちの姿を、ぜひ見届けてください。彼女たちを見ていると、秘密をカミングアウトする勇気を持つことが、幸せになるためには必要なんだと痛感します。
4人の女性たちの生き方から勇気をもらったり、今まで目をそらしてきた自分の秘密をさらけ出したりする勇気を持っていただけたらうれしいです」
女子会シーン“マル秘”情報
毎回、登場する楽しそうな女子会シーンは、事前の準備に秘訣が。足が速そうなのは? ジャニーズにハマっていそうなのは? といったキャラクターのイメージを4人で話し合ったそうで「お互いの理解が深まって、いい空気感が出せたと思います」(長谷川)。
脚本を担当した吉田紀子は、4人の女性たちの生い立ちなど膨大なプロフィールを作成。
「例えば友美は北海道の網元の娘で、東京の大学で管理栄養士の資格を取り、卒業後は居酒屋チェーンで働き、夫と知り合い結婚。香織の愛読書は『ブラック・ジャック』など。裏設定ではありますが、シーンやセリフにちらっと登場することもあるので、ご注目ください」(後藤CP)