「今まで生きてきた中で一番幸せです」
'92年バルセロナ五輪の女子200メートル平泳ぎにて、金メダルを獲得した岩崎恭子。レース直後のインタビューで、満面の笑みでこう語っていた。
その26年後─。
「'18年11月に自身のブログで、元ラグビー日本代表の斉藤祐也さんとの離婚を発表。また週刊誌報道で明らかになった自身の不倫について言及し、それを認めました」(スポーツ紙記者)
競技を引退後は、スポーツレポーターを務めていた岩崎。
「岩崎さんは静岡放送のスポーツ番組『みなスポ』にレギュラー出演していましたが、不倫報道以降は出演を自粛。しかし、3月30日の放送回でひっそりと復帰しました」(同・スポーツ紙記者)
活動自粛期間は約5か月。
「復帰当日の岩崎さんは、スタッフに“ご迷惑をおかけしました”といった謝罪をしていましたね」(芸能プロ関係者)
「娘は関係ありませんので」
謝罪はここだけでなかった。
「岩崎さんは離婚した後、小学校中学年の娘さんに対して、離婚した経緯をきちんと説明したそうですよ」(同・芸能プロ関係者)
娘にどんな言葉をかけたのか。4月上旬、自宅マンションを出る岩崎に声をかけると、
「これから娘を迎えに行くので、取材は困ります……」
記者が娘はどんな反応だったかを聞くと、
「娘は関係ありませんので」
と、一貫して繰り返した。
不倫した母は、子どもにいったいどんな言葉をかけるのか。『恋人・夫婦仲相談所』を主宰する三松真由美さんは、
「子どもは両親の仲がよかったから、自分は生まれてきたと思っていますから、非常に不信感を抱くようになります。きちんと子どもに説明して誠心誠意、謝るべきですね」
母の不貞は、子どもの人生にも影響を及ぼすことも。
「不倫がバレたお母さんから、娘が恋愛恐怖症になり、“お母さんが不倫をしたせいで自分は恋ができない”と責められると相談を受けたことがあります。結婚しても結局、ほかの人を好きになっちゃうから……って、娘さんは思ってしまうんですね」(前出・三松さん)
不倫関係の著作も多い作家の亀山早苗さんには、数多くの女性からの悩みが寄せられるが、こんな不倫女性が。
「自分の不倫で離婚することになった女性が、息子に“ごめんね”と謝ったそうなんですが、息子から“離婚よりもソッチ(不倫)がショック”と言われたそうです」(亀山さん)
子どもに何を言うか、どんな反応をするかは、やはり年齢によって異なる。
「娘であれば、自分が恋をする年齢になると、そのときのお母さんの気持ちをなんとなく理解する子もいる。20代前半くらいの娘がいて、不倫で夫婦仲がまずくなったので謝ったら“別にいいんじゃね?”って言われた人もいましたね」(亀山さん)
岩崎の親子関係が良好であることを祈りたい。