嵐の穴を狙え

 列挙してみたところ、各グループ、それなりの露出数はある。これら一覧を見て、前出のテレビ誌記者は言う。

これを、なんだかんだデビュー組はそれなりに充実していると捉えるか、Jr.に取られなけらばもっと仕事があるはずなのにと捉えるか。JUMPより上の世代も、嵐を中心にゴールデンで、まだまだガッツリ活躍中ですから、若手デビュー組ファンがヤキモキするのはわかります。

 Jr.が取り組んでいるYouTubeなどのウェブ展開も、Jr.ならではの自由さがあり、これもうらやましいと思う、デビュー組のファンもいるでしょう。とはいえ、嵐の活動もあと残すところ約1年半。そこに続く世代がその穴を埋めていかなければならず、全体的な底上げが急務です」

 とはいうものの、嵐の穴をそのまま埋めることができるグループがいるかといえば、「いない」のが現実だという。テレビ誌記者は続ける。

「そうなると、K-POPグループやほかの事務所の若手ユニット、演技分野での若手俳優の活躍も見逃せず、“嵐の穴”を狙っていてもおかしくありません。タッキーはじめJr.は、活動の拡大と分散で、それらに対抗してくるのではないでしょうか」

 令和時代を迎え、これからのジャニーズ体制が安泰であるために、デビュー組とJr.、いずれもますます活躍していくことが理想のスタイルだろうか。

<取材・文/渋谷恭太郎>