毎日、娘と向き合っています
「待機児童が400人を超える地区にお住まいですから、娘さんの預け先がなくて困っているのかもしれませんね」(芸能プロ関係者)
国民的女優をも悩ませる“保活”問題。6月上旬の夕方、娘と公園から自宅に帰ってきたサクラに話を聞いた。
─娘さんの預け先は決まりましたか?
「決めていません。というか、今は私自身がどういうふうに娘と過ごしていくのがいいのかを考えています。自分と家族が納得できる形を探している最中なんです」
─保活はしていない?
「いわゆる認可の保育園に入れるのは、この地区ではかなり厳しくて、みなさんが困っていると聞いています。大阪で通っていた保育園もすごくよかったんですけど、私は今、なんとかなっているので、自分が保育園に申し込むべきではないんじゃないかな、とも思っていまして……」
─しばらくは女優業をお休みする?
「はっきりと決めているわけではないんですが、今は連続ドラマや映画などの長時間を拘束されるお仕事はお休みしていまして、毎日、娘と向き合っています。でも、たまにちょろっとワンシーンだけ出演するお仕事はいただいていて、そのときは夫や家族に娘を見てもらっていますね」
─本格的な女優復帰のメドは立てていない?
「仕事は“出会い”なので、先のことはわかりません。ただ、娘はもうすぐ2歳になるので、幼稚園という選択肢も出てきていて。今はそれもいいのかなという気持ちに傾いていて、近所にある幼稚園を見学したりしています」
家族3人で過ごすことも大切にしているというサクラ。
「夫がオフの日でも、私が彼に娘を預けて外出することはありません。家族3人がそろう時間は貴重なので、できるだけ3人一緒にいたいんです」
子どもがいると、どうしても朝は慌ただしくなるが、
「私はいつまでも寝ていたいタイプ(笑)。だから夫が朝ごはんを作ってから仕事に行ってくれるので、すごく助かっています」
ふと顔を見ると、サクラの頬には泥汚れがペタリ。娘と公園で遊んだときについたものらしく、庭先で泥んこになった娘の靴を洗う姿は“お母ちゃん”そのものだ。最近では家庭菜園も始めているという。
「子育てで困っていることはひとつもなくて。だから、子どものことも“前向きに悩んでいる”というか。私の目標は健やかな日常を過ごすことなんですが、今は穏やかな暮らしができていて幸せです」
サクラは家族みんなが“まんぷく”になる子育てをゆっくりと模索している。そんな彼女に、『まんぷく』の撮影中に亡くなった角替さんがこんな言葉をおくっていた。
「子どもは全部で5人。あと4人産んで、女優やってたらカッコいいぜ!」
この遺言を実行するかのようなひと言もあった。
「授かりものなんで何とも言えませんが、子どもは産めるだけ産みたいです」
子だくさんのサクラの姿が見てみたくなった。