下手すれば離婚も!?
嫉妬深さの恐ろしい結末
「過去にこんな相談がありました。男性相談者さまは、奥様から離婚宣告をされて初めて、自分が今まで妻に対してどんなにひどいことをしてきたかに気づいたのです。これらは手遅れになってしまうケースがほとんど。“今まで、妻の立場になって考えてみたことある?”と聞くと、“自分の行動は正義だと思っていました”と答える方が多い。それくらい、自分の行動が当たり前だと思っていたようです」
尾形がVTRのなかで、武尊の写真集が家にあることであいちゃんともめた件について「そこでケンカしなかったら愛じゃない」とマネージャーに愚痴る場面があったのだが、まさに自身の言動にまったく疑問を持っていないことがわかる。では、嫉妬深い夫を持つ妻としては、どのようなスタンスで臨むべきだろうか?
「夫からの嫉妬心を感じたら、丁寧な説明を心がけるといいでしょう。また、夫が比較的冷静なときにいろいろな話をしたり、コミュニケーションを増やしていってほしいと思います」
一方、自分が嫉妬深いと感じた夫には、「もう少し妻の気持ちに目を向けて、妻の気持ちも聞いてあげてほしい」と小林さん。
「状況が変わらない場合、信頼関係が築けず、妻に不満がたまり離婚宣告もありうるかもしれません。愛はカタチがないため、“感じるもの”であり“語るもの”ではないんです。簡単に離婚だと口にする男性は、本気で考えていないことのほうが多い。自分の感情だけに目が向いているのかもしれませんが、妻にも感情があることを知ってほしいですね」
尾形は自身のTwitterで、反省し、武尊と和解したことを報告。おそらく想定外だったであろう世間の反応を受け、考えがあらたまり、円満な夫婦関係が築けることを切に願いたい!
<今回のセキララアナリスト>
小林美智子さん
夫婦問題カウンセラー。神奈川県生まれ。2006年から3000名以上の相談を受け続けている。男女の本質的な違いや育った環境の違いに着目して、夫の気持ち、妻の気持ちがよくわかる、カウンセリング・講演・執筆活動を行っている。著書『帰宅恐怖症』(文藝春秋)『妻と正しくケンカする方法』(大和書房)。公式ブログ「離婚を決める前に知っておきたい男女の違い」
<文/雛菊あんじ>