関西ジャニーズ問題
そんな中、突然、発表されたジャニーズWESTの就任。既存デビューグループが同サポーターになるのは初めてのこと。そこには何か理由があるのだろうか。
「まず、近年はフジのバレーボールよりも、テレ朝の夏イベント『SUMMER STATION』の応援サポーターに、若手のジャニーズJr.を担当させるという流れができたことがあります。King & Princeの前身グループにあたるMr.King vs Mr.Princeをはじめ、今年はHiHi Jetsと美 少年が担当しています。ジャニーさんが“そのとき”に注目しているJr.のグループが歴代担当しているので、バレーボールではなくこちらに力点が移ったのでしょう」(スポーツ紙芸能記者)
そしてもうひとつ、ジャニーズWESTはこれまでのレーベル、ジャニーズ・エンタテイメントが5月に事業を終了した際、ジェイ・ストームのレーベルである、Johnny's Entertainment Recordに移籍したことも関係あるのでは、と前出の芸能記者は続ける。
「ジェイ・ストームはその名のとおり、嵐のデビューと同時に嵐のプライベートレーベルとして設立され、現在はKAT-TUNやHey! Say! JUMP、TOKIOも所属しています。ジャニーズWESTは関西ジャニーズJr.出身のため、もともと関西ローカルの仕事が多かったのですが、この先はもっと全国区で売っていきたいという狙いがあるのだと思います」
また、関西を拠点とするジャニーズが抱える事情も考えられる。9月のツアー終了にともない、関ジャニ∞から錦戸亮が脱退するのではとささやかれているが……。
「関ジャニはグループの活動休止もあるのではと言われており、その穴を埋めるためと、関西ジャニーズJr.の、なにわ男子やAぇ!groupなどが活動的になっています。そこには、関西ジャニーズ枠の拡大の意図が見え隠れします」
関ジャニが今後どうなるのかはまったくわからないが、ジャニーズWESTが関西系ジャニーズの顔として、若手を引っ張っていく存在になりそうだ。
<取材・文/渋谷恭太郎>