肝臓は全基礎代謝量の27%
これまでは基礎代謝を上げるには、筋肉をつけなければいけないというのが定説だったはず。
「そう思い込んでいる人が多いのですが、1日の基礎代謝量の内訳では、最も基礎代謝量が多いのが肝臓です。
最新のデータでは、筋肉の割合が減り、肝臓の割合が高くなってきています。以前は基礎代謝量の40%を筋肉が占めると考えられてきましたが、筋肉の割合は18%で、肝臓は全基礎代謝量の27%です! つまり肝臓機能を整え高めることが、重要なんです」
肝臓はわかったが、腸を整えるのは、何のためなのか?
「腸を整えるのは、やせる身体づくりの根本的な土台になります。腸の機能が低下すれば、せっかく食べた栄養素がうまく消化・吸収されずに、エネルギー消費のための栄養素が吸収されなくなります。
どんどんエネルギーを燃やして消費していこうとしても、必要な材料が供給されなければ、省エネモードに切り替わり代謝機能は低下してしまいます」
運動や食事制限をしなくても、肝臓と腸の働きを整えれば基礎代謝量が上がり、やせる身体になるというわけだ。
「そのとおりです。そこで、次の2点を頭に入れてください。
●肝臓を整えるために、タンパク質と肝臓サポート成分をとる
●腸を整えるために、食物繊維とビフィズズ菌をとる
これだけ守れば、あなたもきっとやせられます」