日本が誇るスーパープレイヤーたち
スター選手が勢ぞろいの日本代表の中で、田村の“推しメン”を解説してもらいました!
#8 八村 塁 21歳 203cm
八村選手のすごいところは、運動能力、フィジカルの強さ、そしてプレーの危なげのなさ。国際試合などで外国人選手とぶつかっていく中で、どんなときでも安定したシュートを打てる、それは圧倒的な実力がないとできません。“当たり前のようにシュートを入れてるね”と安心して見ていられることが、どれだけすごいことなのかを感じてもらいたいですね。この先約20年間、日本代表を引っ張っていくであろうスーパースターのルーキー時代を拝められるなんて、なかなかありませんよ。
#12 渡邊雄太 24歳 206cm
日本人の両親から生まれて、これだけの体格に恵まれてという、持って生まれた才能も素晴らしいですが、渡邉選手の強みはメンタルにも。自分で何とかしよう、自分で点を取ろう、自分で状況を打破しようという、責任感がすごく強くて、積極的なプレーが魅力のひとつ。日本人2人目のNBAプレーヤーになるほど成長していて、さらに進化し続けてます。
#18 馬場雄大 23歳 198cm
バスケ選手としては大きいほうではないんですが、運動能力が半端ない。スピード、瞬発力があるので、身長差を感じさせないんです。また、彼の代名詞ともなっている“馬場ダンク”も素晴らしい。速いからスティール(相手のボールを奪うこと)もすごくうまくて、相手が“この距離なら大丈夫だろう”と思ってパスしたボールをスティールして、ワンマンで速攻を作り出し、シュートに結びつけます。
#15 竹内譲次 34歳 207cm
34歳ですが、この3年間でも成長を続けています。'16年に移籍したチーム『東京アルバルク』の練習メニューが本人に合っていたというのもありますが、八村や渡邉、馬場たちの存在に、刺激を受けたことが大きいと本人も言っていました。新しい風にベテランが後押しされて、以前は207センチの身長を生かしきれず、空中戦で力負けしていたんですが、今は助走から力があるのでダンクシュートでも押し込めています。
#22 ニック・ファジーカス 34歳 210cm
日本がワールドカップ予選で大躍進できたのは、ニックの存在もすごく大きい。彼が帰化して、日本代表として出場できるようになったおかげで、ゴール下がすごく安定したんです。リバウンドもよく取ってくれるし、シュートなどの技も巧みで、チームの流れが作りやすくなり、大崩れしなくなりました。
8月12日と14日に行われた日本とニュージーランドの代表戦。結果は1勝1敗の引き分けとなったが、1試合で八村がひとりで35点稼ぐなど、スターたちが大活躍。この勢いを保ったままワールドカップへ突き進めー!
今回、解説をしてくれたのは…麒麟・田村裕
1979年9月3日生まれ。お笑いコンビ『麒麟』で活動する一方、『大人のバスケット教室』のプロデュースや指導など、バスケ芸人としても活躍。YouTube『麒麟田村のバスケでバババーン!』も更新中。