紀子さまは眉をひそめて…
皇室ウォッチャーで漫画家・コラムニストの辛酸なめ子さんは、佳子さまの胸中を、こう察する。
「以前から“ライフワーク”として踊られてきた佳子さまは、ダンスが“生きる張り合い”なのかもしれません。
佳子さまはご公務で海外に行かれたとき、記者から感想を聞かれて“非常にきれいでした”といったように、ひと言でお答えになることが多い印象があります。
ですが、手話の発表ではキレのいい動きをされていましたし、ダンスもそうですが、言語よりも“動き”で伝えるのが得意なのかもしれません」
だが、そんな佳子さまの自由奔放に見える振る舞いに、母親の紀子さまは眉をひそめているという。
「お代替わりもあって、皇族の女性として、より一層の自覚を持ってほしいと母親の紀子さまは強く思っているようです。ただ、秋篠宮家は自主性を重んじる教育方針を掲げてきたので、今のこうした状況にジレンマもあるようです」(宮内庁関係者)
というのも、眞子さまが自ら選んだ恋人・小室圭さんとの“結婚問題”は、婚約延期のまま、どのような“着地”を見せるか不透明なまま。
その主な原因は週刊女性が報じた小室さんの母・佳代さんの“借金トラブル”が解決しないことにあるのだが、秋篠宮家の内部で親子の意思疎通ができていないから、という指摘もされている。秋篠宮家は、日に日に風当たりが強くなっているのだ。
24歳、夢や希望
前出の辛酸なめ子さんは、
「“小室さん問題”で生じた“悪い家の空気”を払拭したくて踊りたいというのもあるかもしれません。踊っているときは“無”になれるといいますし、佳子さま自身も、そういった家庭問題から現実逃避するという意味で踊られている側面もあると思います」
と、ダンスに没頭する佳子さまの心中を推測する。
24歳の佳子さまが、夢や希望をいくら持ってもおかしくない。令和になり、女性がより自分らしく生きる時代となった。佳子さまらしいご公務もあるのではないかと、辛酸なめ子さんは指摘する。
「せっかくお若いので、時間を持て余してしまわないか心配です。ダンスがお好きなのであれば、それを活かして慰問先を元気づけるとか、そういった方向もあるのではないでしょうか」
実際、佳子さまのこうした自由な生き方に勇気づけられる人が、彼女のもっとも身近にいるという声もある。
「佳子さまの、公務をされながら自身がやりたいことを充実させているお姿を見ると、それは大好きな姉の眞子さまに対して“自らが進みたい道を、もっと突き進んで!”といったエールを送っているようにも感じます」(前出・皇室担当記者)
発表会の最後には“バイバイ”と手を振り、カーテンの向こう側に消えた佳子さま。その笑顔には、充足感が満ちあふれていた─。