歌手の吉幾三が8月20日放送の『チマタの噺』(テレビ東京系)でテレビ局から“出禁”にされた苦いエピソードを明かし、話題となっていた。吉によると、札幌テレビの番組に出演した際、ガウン姿で局アナに抱きついたところ、同局を出禁になってしまったという。
出禁を言い渡される芸能人
この話を聞いたMCの笑福亭鶴瓶は大笑いしていたが、実は鶴瓶もかつて東京12チャンネル(現・テレビ東京)の生放送番組で下半身を露出し、同局を35年にもわたり出禁になっていた。それもあって吉は「俺はまだいいよ。俺の場合はスッポンポンじゃないし」と反撃し、鶴瓶を苦笑いさせていた。
芸能人にとって、テレビ局やラジオ局を出入り禁止にされるのは死活問題だけに、あまりないケースかと思いきや、さまざまな理由で出禁を言い渡される芸能人は意外に多い。その一部を紹介してみよう。
すでに解除されているが、サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしも、かつてテレビ局を“出禁”になっていた。2018年7月10日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演した2人によると、見た目のガラの悪さが原因で、NHKを出禁になっていたという。彼らへの出禁は徹底しており、若手芸人の登竜門として有名だった人気お笑い番組『爆笑オンエアバトル』にも、まったく出してもらえなかったというから、当時の心境は相当ツラかったに違いない。
テレビ局ではなくラジオ局を出禁になったのが、伊集院光だ。伊集院は91年3月からニッポン放送の人気ラジオ番組『伊集院光のOh!デカナイト』でパーソナリティを務めていたが、局側との関係が悪化し、番組改編期でもない95年4月末に番組が突然終了するハメになった。しかも、同局の幹部と大ゲンカしたことで、伊集院は実質上の出禁になったという。