『ワールドカップ日本大会』で1次リーグを4戦全勝で突破し、日本中を沸かせたラグビー日本代表。
10月20日、決勝トーナメントで強豪・南アフリカに惜しくも敗れてしまったものの、史上初となるベストエイトの成績を残して大会を終えた。
その快進撃に日本中が熱狂! 国民を感動の渦に巻き込んだわけだが、意外と知られていないのはラグビー選手と“お金”の話──。
優勝で500万円
初の決勝進出という結果を出したのだから、きっと選手たちには報奨金が支払われるはず。'15年のW杯では、日本ラグビー協会から50万円、スポンサーの大正製薬からも100万円がそれぞれ選手、スタッフに支払われた。今回はいくら支払われるのだろうか?
日本ラグビー協会の広報に問い合わせてみると、
「8強で100万円、4強で300万円、優勝で500万円を約50人の選手、スタッフらに支払います。今回は事前に支払いをさせていただくことを決め、発表させていただきました」
10月16日に同協会は理事会を開催。報奨金増額の話も出たというが、森重隆会長からは「お金ないですよぉ」との声が漏れたとか。
増額は難しそうだが、日本代表の田中史朗は、「選手側がこれまでいろいろ訴えてきた。協会が変わってきている感覚がある」と支払いを決めた協会の姿勢を評価した。
かつてない盛り上がりを見せるW杯。今後も語り継がれるであろう、偉業を達成した選手たちは“ボーナス”以上に得たものは大きかったに違いない。