儀式スタートが遅れた理由とあらわになった“皇室の危機”
「各テレビ局が生中継していたので、気づいた視聴者も多いと思いますが、『正殿の儀』の始まりが遅れたんですよ」
そう話すのは、前出の宮内庁関係者。普段の公務ですら1分1秒単位でスケジュールが決まっている皇室の方々。ましてや、今回の儀式で時間が押してしまった理由とは?
「実は、儀式に招待されていた、とある国王が遅刻してしまったんです。
『正殿の儀』の2分前に宮殿の車寄せに到着し、大慌てで所定の位置まで移動したことで、儀式のスタートが数分遅れてしまったんですよ」(参列者のひとり)
儀式開始が遅れても、『松の間』で動じずにおられた皇族方だが、平成時とは“並び方”に変更点があった。
「前回は、三笠宮殿下や寛仁親王殿下、高円宮殿下などもいらっしゃったので、男性皇族と女性皇族で分かれて執り行われました。
しかし、現在いらっしゃる成年の男性皇族は、秋篠宮さまと常陸宮さまのおふたりのみ。
そういった点から、今回は男女のバランスを考慮して、皇嗣家である秋篠宮ご一家とその他宮家の方々で分かれることになったのです」(前出・侍従職関係者)
法律上、皇位を継承できるのは男性皇族だけで、女性皇族は結婚すると民間人に降嫁される決まりになっている。
「男性皇族の減少を目の当たりにした国民も多かったでしょう。いずれ、眞子さまや佳子さまが結婚されて“皇室には悠仁さまのご家族だけ”という状況になりかねません。
今後、女性天皇の議論が行われる可能性もありますが、両陛下の長女・愛子さまは、今回の儀式をすべてテレビでしっかりご覧になっていたそうです。