浅井健一といえば、90年代の日本を代表するロックバンド『BLANKEY JET CITY』でその名を馳せたボーカル兼ギタリスト。椎名林檎もぞっこんに惚れ込んだロックミュージシャンだ。‘00年にバンドは解散したが、現在でもソロや、バンド『SHERBETS』などで精力的に活動している。
パンク少年だった浅井には、“怖い”“不良”といったイメージが付きまとっていたが、‘96年にモデルだったOさんと結婚。その後、3人の子どもを授かり、次第にその性格も柔らかいものへと変わっていったようだ。
雑誌のインタビューでも、子どもを溺愛するコメントがよく見受けられた。‘09年の雑誌インタビューでは《子供たちがいてくれることが、自分の生きがいを感じる時かな。めちゃんこかわいいもん》と、うれしそうに語ってた。
著書に書かれていたことと、妻が語ったこと
そんな浅井が‘18年に出版した著書『宇宙の匂い』に気になる一文を発見した。
《「夫婦2人で共にする必要な経験は終わったから、新しい形をお互い別々に生きる事にしよう」。これは彼女の言葉。ちょっと時間が過ぎたけど、少し前から僕はそういう状況で生きている》
すでに離婚しているということか。本誌は浅井の自宅へ向かった。
「浅井さんなら、今でもよく見かけますよ。子どもたちが小さなときは、近くの公園で一緒に遊んでいたり、車で家族と出かけたりしていました」(近所の住人)
浅井の自宅から出てきたOさんを直撃した。
「プライベートなことはお答えできません」と言いつつも、記者の質問に答えてくれた。
――すでに離婚されている?
「ええ。でも今、彼とはすごくいい関係なんですよ。彼も週の半分は、こちらに来て、子どもたちと過ごしています。それ以外は別宅にいるんですが、距離があるほうが、離婚する前よりもいい関係です。
(浅井から)“お互い頑張って20年いたので、そんな恥じることではないし、いい関係だから、堂々としていよう”と言われました。ステージアップした感じ」
――けんか別れではない?
「私たちはものすごく縁が深くて、お互いに思いやりを持って一緒になったので、努力を重ねて、子どもを3人も授かって、愛を持って育ててきました。でも、パートナーシップって、時期が来ると変わってくる関係性ってありますよね。お互いが違う世界を見たくなったんです。人それぞれが持っている魂、目的を生きるべきだと思います」