国民のために被災地へのお見舞い
5月1日に『令和』が始まり、即位関連の儀式が本格化したのは10月から。『即位礼正殿の儀』当日に向けてのリハーサルや、全4回にわたる『饗宴の儀』、祝賀パレードや『大嘗祭』などの重要儀式や行事でご多忙だったことで、心身ともにお疲れになっていたのだろう。
11月下旬には、皇位継承に伴う一連の国事行為を神武天皇や孝明天皇に奉告するため、三重、奈良、京都の各府県を訪問された。
「療養中の雅子さまにとって、負担が大きいと言われている和装『十二単』をお召しになる機会も多かったのですが、即位行事にすべて出席できたのは、ひとえに皇后陛下の努力の賜物だと思います。
だいぶお疲れになったと思われますが、ハードな日程を終えられて、陛下も安心されているのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
即位行事が一段落して、しばらく落ち着かれるかと思いきや、そう時間を空けずに陛下と東北地方に足を運ばれる予定だという──。
「12月26日をめどに、10月中旬に日本を襲った台風19号によって甚大な被害を受けた宮城県と福島県を、見舞われる方向で調整されています。両陛下が被災地に行かれるのは、お代替わりしてから初めてのことになります。
皇太子ご夫妻時代には、東日本大震災の被災地である岩手、宮城、福島の3県を計9回も訪問されていて、雅子さまは毎年のお誕生日文書でも必ず触れられているほど、被災地に心を砕かれています」(前出・皇室担当記者)