─梅宮さんが銀幕スターとしての“背中”を見せればいいのでは?

「僕はね、いまの世の中には通用しないんです。オーラがあっちゃいけないの」

─芸能界には復帰せずに、ここでずっと暮らす?

「たぶんそうなるでしょう」

─昨年、松方弘樹さんが亡くなられたことも大きい?

「それもありますね。山城新伍も渡瀬恒彦も菅原文太も、僕の親友は全員死んじゃった。仲間がいなくて、ヤル気も起きない。でも、いつか“いいね、こういった仕事を待っていたんだよ”というのがあればやりますけど……」

 と言って、寂しさをにじませた。梅宮といえばチェーン展開する複数の漬物店と、名古屋には焼き肉店がある。

「先月も来て、1泊しました。月1で来てくれて、お客さんをもてなしてくれるので助かります」(焼き肉店の社長)

 芸能界から距離を置き、得意の料理1本で暮らすつもりなのか。所属事務所に改めて尋ねると……。

「たしかに梅宮は、今の芸能界に不満を持っていますが、それは以前から言っている口グセみたいなもの。引退と報道されて困っています。事務所は、ひと言も引退とは申していません。実際、年末のバラエティー番組の出演も決まっており、本人はヤル気になっています」

 やっぱり、次の出演番組も決まっているというのだ。

「梅宮さんはダウンタウンの浜田雅功さんと仲がよくて、仕事面で信頼もしています。年末バラエティーというのは、いくつかあるダウンタウンの冠番組のどれかじゃないですか?」(テレビ誌記者)

 芸能界に魅力はなくても仁義はあった!