「ここだけのために合わせてきた選手もたくさんいる。敬意を持って失礼にならないよう全力でぶつかりたい」
フィギュアスケートの全日本選手権に羽生結弦が登場。4年ぶりとなる舞台で、ショートでいきなり110・72点の歴代最高得点を叩き出すなど、華麗な舞いを見せた。
メダリストら激突の氷上バトル
話題となったのが、五輪メダリストであり、全日本優勝経験者3人の競演。アイスダンス転向のためシングルは最後となるバンクーバー五輪・銅メダルの高橋大輔は、
「33歳まで現役をできると思ってもらえればそれでいい」
と、闘志を。そんな大先輩と大会前に再会したソチ、平昌五輪・金メダルの羽生は、
「緊張して何を話したか全然覚えてないんです。スケーターとしてのオーラがありました」
平昌五輪・銀メダルの宇野昌磨も、
「一生に1度の場。出る側も見る側も楽しみ」
日本のフィギュア界を牽引してきた3人による、最初で最後の夢競演で締めくくった2019年。年が開けるとまた、世界との戦いが待っている――。