2020年は海外からも注目
最近では、ブログで右近くんとの仲睦まじい親子ショットが話題に。
「でも、稽古中はもちろん師弟関係にあるので、厳しくもしますよ。“パパは、できたことができなくなることがいちばん嫌だからね”って伝えて(笑)。もちろん、よくできたときはちゃんと褒めます。彼が演じることでお客様に喜んでいただければ、結果、彼の喜びにもつながる。そこはちゃんと理解してもらって、祈る思いで厳しくしていますね」
今年はオリンピックイヤーということで、歌舞伎にも世界から注目が集まるのでは?
「海外のお客様に歌舞伎を紹介する機会になるので、海外に向けての発信もあると思います。日本中が盛り上がる1年であり、團十郎白猿襲名という市川家にとって、歌舞伎界にとっても大きな1年。微力ながらサポートさせていただいて、心新たに2020年という1年を過ごせたらと思います」
長男・右近くんの『ノーサイド・ゲーム』出演が話題に!
「もちろん、見てました! 毎週シャンパンをあけて(笑)。ドラマと歌舞伎では、声の出し方もお芝居の仕方も全然違うので、ドラマ終わりの歌舞伎の稽古では、彼の演技は少しドラマ寄りになっていましたね。
でも、それがダメというのではなく、ひとつの学びになっていればいいな、と。僕も初めてドラマに出たときは、歌舞伎と同じ声の大きさでしゃべって、音声さんに“なんじゃ、この大きな声は!”って怒られたのを思い出しました(笑)」
秋元康が手がける歌舞伎にも挑戦
令和2年1月25日まで。新橋演舞場『初春歌舞伎公演』 十三代目市川團十郎白猿襲名を前に、海老蔵として最後となる正月歌舞伎。古典作品はもちろん、秋元康が作・演出を手がけた新作歌舞伎 NINJA KABUKI『雪蛍恋乃滝』も話題。夜の部では海老蔵と市川ぼたん、堀越勸玄との親子共演も。右團次は『金閣寺』『雪蛍恋乃滝』『め組の喧嘩』に出演