撮影終わりに行きたいところは?
――そんなバディの絆を深めるために、やってみたことはありますか?
桐谷 先日、撮影終わりに食事に一緒に行こうと思ったんですけど、雨が降って撮影が長引いたりして行けなかったんですよ。
東出 そうですね、なかなか行けないですよね。
桐谷 もし行くなら、居酒屋でもどこでも。東出とやったら、これまでの関係性もあるし、いい意味で気を遣わなくても、どこでも楽しめそうというのがありがたいですね。
――せっかくなので、東出さんから桐谷さんにリクエストするとしたら?
桐谷 おお、ええよ。行きたいお店はある?
東出 そうですね……これから寒い時期が続きますし、スタミナも必要な撮影があると思うので、焼き肉がいいです。それもガッツリ系の!
桐谷 おっ、それいいね!
東出 お酒と一緒にお肉を食べて、ニンニクのホイル焼きを食べるみたいな感じのお店でご一緒できたらうれしいです。
桐谷 2人でもいいし、スタッフさんを交えてでも。美味しい店を知っているので、ぜひ今度行こか!
■東出昌大の思わず感動エピソード
若いときは、先人たちが残したものに畏敬の念を抱くみたいな感覚は正直、今より薄かったんです。ただ年を重ね、先輩たちのすごさがわかるようになり、いろんなものを深く感じとれるようになってきた出来事が先日ありまして。というのも、『となりのトトロ』を見て泣いたんです。若いときの自分に言ったら信じないと思いますが、僕も大人になったな、成長したなって思いました(笑)。
■桐谷健太の思わず感動エピソード
昨年、公園を散歩していたら子ども4人くらいが遊んでいたんです。すると探検ごっこをしたいみたいな話になって、周りに大人たちがいなかったので、危ないから後ろについていくことに。
子どもたちといろんな場所を探検して、夕方になり最後は木が生い茂ってトンネルみたいになった場所をかがみながら進んでいるとき、目の前からオレンジ色の光が差し込んできた瞬間にブワッと涙が出てきて。
というのも、オレンジ色の夕日に照らされた子どもたちの背中が昔の友達の姿と重なったと同時に、時間を忘れて遊んでいた少年のころの感覚が一気に蘇ってきたんです。子どもの中でいちばん大きな女の子は“おっちゃん何で泣いてんの?”って目で見てましたが(笑)。懐かしさとともに、感動しましたね。
『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』