まったく不思議なニュースである。
今月22日、ジャニーズ事務所の6人組『SixTONES(ストーンズ)』と9人組『Snow Man』がCDデビューした。
オリコンのデイリーチャートでは、当然のように1位を獲得。そのことを伝えるスポーツ紙の紙面には「史上最速ミリオン」「初日売上歴代1位77.3万枚」「デビュー即ミリオン確実」などといった見出しが並んだ。
両者はもちろん別々のグループで、それぞれのレコード会社からデビューシングルをリリースした。それがちょっとややこしい。
同時デビューのカラクリ
SixTONESは、「SixTONES vs Snow Man」名義でソニー・ミュージックから、Snow Manは「Snow Man vs SixTONES」名義でエイベックスからリリースした。SixTONESのデビュー曲は『Imitation Rain』、Snow Manのデビュー曲は『D.D.』。両A面シングルとして発売されているが、もう一度記すが、あくまで両者は別々のグループだ。
「情報のもとはオリコンです。デビュー曲がリード曲として両A面になっているため、合算にしたようです」
スポーツ紙芸能担当記者はそう言って苦笑いだ。こう続ける。
「昨年8月、両グループの同時デビューが発表されたとき、当然オリコンチャートで1位2位の順位づけがされると思いましたが、そうか、こういうカラクリなのか、と納得できました。週明けにウイークリーチャートが発表されますが、そこでも両グループが1位にクレジットされるわけです。2つのグループともに1位! 誰が考えたか、何が同時デビューだって、思っちゃいましたね」