哺乳瓶をくわえたまま踊っていた

 そんな中元は、小さいころから歌うことが大好きだった。

「歌とダンスを習い始めたのは5歳のころ。保育園の園長先生が“やったほうがいいよ”ってお母さんにすすめてくれたみたいなんです。というのも、音楽が鳴ると哺乳瓶をくわえたまま踊っていたみたいで(笑)

 4歳のころは『マツケンサンバ』が大好きで、いつも歌ったり踊ったり。小学校2、3年のころには歌手になることしか頭になかったです」

 夢を叶(かな)え歌手としての道を歩む中、こんなうれしいことがあったそう。

「昨年末、歌番組で小さいころから憧れていたAIさんにお会いできたんです。感激して泣きながら“AIさんをずっと目指してきました”って伝えたら、“いや、私をもう超えてるでしょう”って言ってくださり写真まで撮っていただいて。本当にうれしかったです。

 これからは、自分のライブにも挑戦したいですし、ダンスも踊れるので、新たな挑戦ができたらなと思います」

もうすぐハタチ!

「お正月、家族に初めて焼き肉をごちそうしたんです。感激してくれて、“食事がのどを通らんね”って言うので、“どんどん食べて”ってすすめていたんです。でも、結局おじいちゃんなんてビールを5本くらい飲んだりと、最後はみんな手加減なしで(笑)。喜んでくれてうれしかったですし、4月には20歳になるので、今度は一緒にお酒を飲めたらなって思います

これに癒されます♪

「広島の実家に5、6歳くらいから飼っているワンちゃんがいるんです。名前はメロディで、よく一緒に寝たり遊んだりしてました。音楽好きなのか、音が鳴るとその部屋にやってきて、しばらくすると満足して寝るんです(笑)。今度いつ会えるかなって考えるのが、いちばんの楽しみです」

なかもと・みずき 2000年4月28日生まれ。広島県出身。中学生のときにアーティストを育成するスクール『EXPG STUDIO BY LDH』に特待生で迎えられる。その後、数多くのアーティストドームツアーなどにサポート参加。2019年、『アナと雪の女王2』のエンドソング『イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに』の歌唱アーティストに抜擢、デビューを果たす