冨田リカにコンタクトをとったところ
そんな彼女だが、横浜の実家には定期的に帰っているようだ。
「冨田さんは週1のペースで来ていますよ。自分で外車を運転してきます。先週も帰ってきて、買い物とかしているようでした。彼女の母親はご高齢なので、彼女が面倒を見ているのかもしれませんね」(実家の隣人)
彼女の実家の家族構成は、冨田の母と冨田の弟夫婦の3人。弟夫婦に子どもはおらず近所との交流は少ないそうだ。
冨田の母は萩原さんの個人会社の社長を務め、冨田と2人で雑誌の親子対談に出たこともある。
2月上旬の夕方、週刊女性は実家を訪れて母を直撃した。
「娘(冨田リカ)は現在、仕事をしていませんし、再婚もせず静かに暮らしたがっているので、そっとしてほしいです。萩原さんが亡くなってまだ1年もたってないのに……。ご足労さまでした。もう何も答えられません」
応対はしてくれたが、そう言ってドアを閉めてしまった。弟夫婦にも話を聞こうとしたが、返答は得られなかった。
萩原さんのマネージャーを務めていた男性も、
「話すことは何もない。冨田リカのことは何も知らない」
と繰り返すのみだった。
冨田本人にもコンタクトをとった。墓の場所を聞こうとしたものの、
「彼の一周忌は静かに過ごしたいので、もう放っておいてほしい……」
と言うだけで電話を切られてしまった。
冨田が沈黙を続けることで、萩原さんの親族は取り残された状態のままだ。
「萩原家のみんなが彼の死を悲しんでいます。冨田さんと交流が少なくなったのは、萩原さんが決めたことだからしかたないのかもしれない。とはいえ、線香のひとつもあげられない、お墓に手を合わせることもできないというのでは複雑な気持ちになりますし、正直寂しいですね……」(前出・親族のひとり)
冨田は'10年の雑誌『STORY』のインタビューで自らの生き方を語っていた。
《50代は女性としての幸せを大切に温めていきたい。最終的には、オシャレで派手で、キレイなおばあちゃん世代をつくることが目標。(中略)そのために、また一歩を踏み出さなくちゃ、ですね》
間もなく還暦を迎える冨田。一歩進むためにも、同じように故人を偲びたい人々の気持ちにも寄り添える日は、来るのだろうか──。