「私の学校を作りたい」
師事したエテリ・トゥトベリーゼは、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ、今シーズン表彰台を独占するアリョーナ・コストルナヤ、アンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トゥルソワの3選手を育てた名コーチ。そういったコーチからの影響はあるのだろうか。
「自身が指導を受けているときには、コーチからの情報を選手として受け止めます。
そして、自身が指導者として道を歩き始めたとき、コーチから言われたことを思い出し、それを活用し、また自身で必要だと考えることをつけ足しながら新しいことも試していきます。
幸いにも私は多くの素晴らしい指導者から指導を受けました。それは今の私個人にとって、とてもありがたく尊い経験であり、現在の活動にもとても役立っています」
いずれは“第2のリプニツカヤ”を育てたい?
「そのような目的はありませんが、将来、モスクワに自分たちの(スケート)学校とチームを立ち上げられたらと思っています。その場合は、ロシア人選手だけでなく、世界中の選手たちを受け入れるつもりです。だからこそ、今の私たちが行っている、すべての活動が大切です。
ロシア国内、またあらゆる国で開催させていただいているスケート教室などは、私にとって重要かつ非常に大きな経験となっています」
教室には初心者から競技上級者まで幅広いフィギュア経験者が参加している。
「どの国でもそうですが、フィギュアが好きで参加してくれていることをうれしく思いますし、そういう方たちからの質問には、最大限わかりやすく伝えることが仕事だと思っています。全日本に出場するような方もいて、私たちのプログラムに興味を持ってもらえたことも、うれしかったことのひとつです」
日本滞在中の楽しみは?
「東京だけでなく、いろんな街を散歩して、その景色を見ることです。日本食は、寿司が好き。ネタはトロ、サーモンがお気に入りです」
ファンへのメッセージには真摯な姿がにじむ。
「日本で私たちの活動に関心を持っていただき、また支えていただいていることに、とても感謝し、本当にうれしく思っています。
レッスンでみなさんとお目にかかり、質問に答え、できる限り力になることにいつも喜びを感じています」
昨年は、アイスショー『氷艶』に出演、華麗な演技を披露した。
今後の予定は?
「日本でアイスショーに出演する機会があれば喜んで、また来させていただきます」
コーチ、プロスケーター、新たなフィールドでも輝きを放ってほしい。
ユリア・リプニツカヤ/1998年6月5日、ロシア生まれ。4歳からフィギュアスケートを始める。世界ジュニア選手権、ジュニアグランプリファイナル、欧州選手権で優勝。世界選手権&グランプリファイナル銀メダル。ソチ五輪団体金メダル
『アカデミー・オブ・チャンピオンズ イリニフ‐リプニツカヤ』、ユリア・リプニツカヤに関する問い合わせは、EU JAPAN SPORTSまで。https://www.eujapan.jp/