髪をピンクに染めた売れないデスメタルバンドのボーカルという強烈なキャラクターを演じ、映画『一度死んでみた』でコメディー作品に初挑戦した広瀬すずと、イケメンオーラを見事に消しゴースト社員を演じた吉沢亮「性格がわりとフラットなところが似ているかも」(吉沢)というふたりが経験した意外なこと――。

 

広瀬「(初めてのコメディー映画で)足を引っ張らないように頑張ろうって、すごく必死になっていたことを覚えています」

吉沢「全然そんなふうに感じなかった。初めてとは思えないくらい振り切って、堂々と演じていたので」

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 広瀬が演じるのは、売れないデスメタルバンドのボーカル・七瀬。吉沢は、七瀬の父・計(堤真一)の会社で働くも存在感がなく“ゴースト”と呼ばれる社員の松岡に。極秘で若返りの薬を作っている計が“2日間だけ死んじゃう薬”を服用。そこから起こる計のピンチを救うためにふたりが立ち上がる。

 それぞれの印象について改めて聞くと、

吉沢「仲のいい女優さんと楽しそうに話している年相応の部分もありつつ、大人の方たちとのお芝居を多く経験されているので、落ち着いているというか。大人って感じですね」

広瀬すごく美形なのもあって、クールっていう言い方が合っているのかな? そんなイメージだったんです。でも、話すほどに、そんなことないって思うようになってきました。立ち上がるときに、ふいに“よいしょ”とかって言葉が出てきたりして、そういうおじいちゃんみたいな部分もあるから信用できるなって(笑)」