いちばんトクなのは「賃貸併用住宅」
【持ち家VS賃貸】
→自分でマイホームを建て、その一部を人に貸して家賃収入を得る「賃貸併用住宅」がいちばんトク!
例えば、25歳から86歳まで賃貸だった場合と持ち家だった場合の合計額を比較した場合、持ち家のほうが数十万円安いだけでそう大差はありません。生活スタイルに合わせて身軽に動ける賃貸と比べ、持ち家のほうが不自由さを感じるケースが多いともいえます。
私の場合、3階建てのマイホームを建て、2階と3階に居住し、1階は店舗として貸し出し、長年、テナントが入っています。つまり、私の住宅ローンは間接的にそのテナントが払っているということ。自分自身の経験からも家賃収入をローンに当てる、「賃貸併用住宅」がいちばんトクだと断言します。
【住宅ローンの繰り上げ返済「返済額軽減型」VS「返済期間短縮型」】
→繰り上げ返済はおすすめしません!
なぜなら、今は超低金利時代。低金利でお金を借りられているのだから、手元の現金を繰り上げ返済に使うのは得策ではありません。
例えば金利0・5%の住宅ローンに期間短縮型で手元の500万円で繰り上げ返済をした場合、利息軽減効果は約83・5万円。同じ500万円を10年間4%の複利運用した場合、10年後は元利合計約700万円で税引き後は約691万円。運用効果は191万円で、繰り上げ返済の利息軽減効果よりも大きくなるのです。
さらに、10年間は住宅ローン控除があります。これは年末時点で住宅ローンの残高の1%(限度額40万円)がその年に支払った所得税や住民税から戻ってくるもの。住宅ローンを金利1%以下で組んだ方は、繰り上げ返済せずに住宅ローン控除を選んだ方が得です。
【マイカーVSカーシェアリング】
→マイカーなら副収入を得ることも可能!
例えば、車がないと生活ができない地域の場合はマイカーは必需品。でも、都心で月に数えるほどしか車に乗らないという場合はカーシェアがおトク。
一方、マイカーを持っていると、自分の車を貸したい人と借りたい人をつなげるサービスを使うことができます。このサービスを使うとマイカーを利用しない時間帯を有効活用できるうえに、副収入も見込めるというメリットも。
フィットやプリウスなど、1500~2000CCの車の年間維持費はだいたい49万4900円で、1か月あたり約3万5400円。
例えば、カーシェアのマッチングアプリなどを利用して、プリウスを1回4500円、月に4回貸し出した場合、月1万8000円、年間で21万6000円の収入に。
「マイカーの維持費がキツイ、でも手放したくない」なら、カーシェアリングの副業を始めてみては。