「凌のインスタ投稿で花に同情する声が高まるなか、5月13日に『テラスハウス』の公式YouTubeアカウントに配信された番組未公開シーンで再び炎上してしまうんです。

 コスチューム事件以降、心配した女子メンバーが花に話しかけようとします。その中でメンバー女性が“花ちゃんも悪いところはあった“と諭すのですが、花は“100ーゼロで快が悪い“と発言してしまうのです。

 その発言の裏には快にメッセージを送ってもスルーされ、自分から弁償を申し出た快を信じたかったのに裏切られた、などの思いがあったのではないでしょうか。しかしこの放送を見た視聴者は反省していないと捉えてしまうのです」(同)

コスチューム事件の夜。顔つきが入居当時とは違う
コスチューム事件の夜。顔つきが入居当時とは違う
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  19日に配信された42週の放送回では「恋愛よりも人として成長したい」と話していた木村さん。コロナの影響で撮影が中止される前の3月に撮影されたものと思われるが、彼女はこの2か月で追い詰められていったのかーー。

「批判コメントをひとりで読んでいた」

 若者の生きづらさや、自殺問題を取材するジャーナリストの渋井哲也さんは、

 「木村花さんは孤立した末に自死したのだと思います。 死因はあきらかにされていませんが噂されている通りの硫化水素自殺だったら、前もって用意した末の自殺です。

 コロナでステイホーム週間の中、毎日100通近い批判のコメントをひとり読んでいたのが本当ならば、アンチでもいいから自分をかまってくれる状況を選んだのでしょう。それが彼女が抱えていた孤立感を表しています。

 今回の問題は番組側にも責任があると思います。炎上する部分を番組側が煽って視聴率を稼ぐのならそのぶん、出演者の心のケアをしなくてはいけなかった」 とし、制作サイドを批判。続けて、

最後に綺麗な自分の姿を残してメッセージまで発信することに強烈な自己愛を感じます。台本がないというのが本当ならば、立て続けに失恋して自尊心も奪われた状態で、さらに炎上したら木村さんがどうなってしまうのか考えられる大人が周囲にいなかったのか。

 韓国ではク・ハラさんをはじめとするネットをきっかけとした自殺が多いですが、もしかりに木村さんが自殺していたすれば、日本でこのようなケースは極めて稀です。出演者に適切な対応をしたのか。同じような状況を生まないためにも第三者による検証や、リアリティ番組のガイドライン策定など、一刻も早い対応が求められます」

 とした。

番組ホームページに掲載されたお悔やみコメント
番組ホームページに掲載されたお悔やみコメント

 23日夕方、番組側はホームページにお悔やみのコメントを掲載するとともに、配信予定だった木村さん出演の43週、44週を休止することを発表した。