言葉は生き物。発した人の人生を、生かしもすれば壊しもする──。『ナインティナイン』の岡村隆史がラジオで発した“風俗発言”では女性差別という批判にさらされた。言動に注目が集まるタレントたちが味わった“天国から地獄”のきっかけになった言葉とは?
ひと言が命とりになった“失言”プレーバック
ここ数年は、SNSがきっかけの舌禍も増えてきた。最近では、こじるりこと小島瑠璃子がインスタライブで、筋トレを批判。
「男たるもの見せる筋肉じゃなく使える筋肉を持っとけよって思う。役に立つ筋肉のほうがよくない? どうすんの見かけだけの筋肉」
これが炎上すると、ツイッターで謝罪。ただ《筋トレって筋トレしてる人にとって聖域なんだってことがわかったよ ごめんよ》と言いつつ《ムキムキが個人的にタイプじゃないだけなんだよぉ》と反論もしてみせた。
そんな強気ぶりでは、高嶋ちさ子も負けていない。ツイッターに、
《家に帰ると、平日はやっちゃいけないと言ってあったDSをやってたので、 取り上げてぶっ壊しました。私が身を粉にして働いたお金で買ったのに……。涙》
と、壊れたゲーム機の写真つきで投稿。泣きたいのは子どもたちのほうだと思うが、新聞コラムでもネタにして、物議をかもした。しかし、彼女のこういうキャラが面白がられ、いまや長嶋一茂らとバラエティー番組を持つ人気者だ。
かと思えば、多くの国民を敵に回した人も。ラサール石井だ。
《浅田真央ちゃんは早く彼氏を作るべき。エッチしなきゃミキティやキムヨナには勝てないよ。棒っ切れが滑ってるみたい。女になって表現力を身に付けて欲しい。オリンピックまでにガッツリとことん! これは大事》
と、ツイート。これがセクハラとして非難された。しかも、当時の彼女は母親の病気による心労でやせていたのだ。ラサールは政府批判を繰り返すネット論客でもあるが、国民的ヒロインのファンに嫌われ、いまひとつ支持はされていない。