眞子さまと佳子さまも同席される
そもそも、このサプライズのきっかけは、5月11日に行われた『済生会』関係者らとのオンライン会議だった。会議には、両殿下だけではなく、眞子さまや佳子さまもご出席し、関係者からの説明を熱心にお聞きになっていたという。
「以前から、新型コロナウイルスについて何度かご報告はしていたのですが、3月27日に予定されていた秋篠宮邸への訪問が中止となり、5月11日に改めて1時間ほどのオンライン会議を行うことになったのです。
会議が始まる1時間前に“眞子さまと佳子さまも同席される”と伺って、たいへん驚きました。というのも、長年ご報告やご進講はして参りましたが、おふたりのご参加は初めてのことだったからです。
会議中、質問や感想を話されていたのは秋篠宮ご夫妻のみでしたが、眞子さまと佳子さまも関心がお強いのだと感じましたよ」(炭谷理事長)
5月18日、『済生会』のホームぺージ上に、秋篠宮さまから全国の医療従事者に向けた、2000文字を超える“激励メッセージ”が掲載された。この“異例メッセージ”に関しても、オンライン会議中の会話が発端だったという。
「紀子さまからは、最後に“ご苦労なさっているのがよくわかりました。ぜひ頑張ってくださいね”とのおことばをいただきました。その中で、私から“メッセージを出していただけないでしょうか”とお願いすると、殿下は“わかりました。書きましょう”と即答してくださったのです。
18日に届いたメッセージは長文で驚きました。職員は“大変元気づけられた”、“本当に励まされた”と感動していますよ」(炭谷理事長)
実は、11日の会議中になされた紀子さまのご質問によって、今回の手作りガウンが贈られることになったそう。
「簡単に作れるものなのですか? 教えてください」
「中央病院から“ガウンが足りず、東京都のビニールのゴミ袋を使って手作りしている”と報告した際、両殿下は“足りないというのは困ったことですね”と、おっしゃってくださいました。
その後、紀子さまから“(ガウンは)簡単に作れるものなのですか? 教えてください”といった質問がなされたので、翌日に看護部長から医療用ガウンの作り方を宮内庁にメールしたのです。
病院側としては“あくまで参考までにご覧になっているのだろう”と考えていたのですが、3日後にガウンが届けられたので職員一同、驚きを隠せませんでした。
同封されていたメッセージに関しては、どれがどなたのものかはわからないのですが、署名のないものが秋篠宮ご一家のものだと伺っております」(前出・『済生会』事務局広報担当者)
5月15日に寄せられた1回目のメッセージの中で、署名のないものを一部次ページに紹介する。