「いつかは日本を代表する俳優になりたい!」

 6月1日に芸能事務所『トップコート』の公式チャンネルで、初々しさあふれる宣言をしたのは新人俳優の三浦りょう太(編集部註:りょうは狩の守が僚のつくり)。彼は“キングカズ”ことサッカー選手の三浦知良とタレントの三浦りさ子の長男だ。

「獠太さんはすでに、'19年に放送された木村拓哉さん主演のTBS系ドラマ『グランメゾン東京』に出演して話題を集めていました。若いころのカズさんに似た端正な顔立ちですよ」(スポーツ紙記者)

 以前は、父と同じサッカーの道を志していたようだ。

「小学校から高校まで一貫制の有名私立高校に入学。サッカーに没頭し、短期間ではありますが15歳で単身ブラジルにサッカー留学したのは、カズさんと同じですね。しかし、高校最後の地区大会で敗れ、サッカー部を引退。プロに進むことはありませんでした」(同・スポーツ紙記者)

 その後は、母親と同じ芸能界へ進む。

所属先に『トップコート』を選んだところに大物感が見えます。代表の渡辺万由美さんは、昨年11月に放送されたNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも取り上げられた敏腕社長。所属アーティストは約25人と少数ですが、中村倫也さんや松坂桃李さんなど実力派ぞろいで手厚いマネジメント力に定評があります」(芸能プロ関係者)

 一見、順風満帆なりょう太だが、家庭環境は複雑だった。

「カズさんは国内外のさまざまなチームでプレーしていたため、家族と離れて暮らすことが多く、現在もほとんど一緒には住んでいません。子育ても放任主義で、とある雑誌のインタビューでは《教育方針なんてものはない》と話しています」(前出・スポーツ紙記者)

キングカズに直撃!

 今回の息子の決断を父はどう受け止めているのか。6月初旬に自宅から出てきたカズを直撃した。

─息子さんの芸能事務所入りに助言はしたんですか?

「俺は芸能界のことはわかんないよ(笑)。彼は今年23歳だし、自分で決める年だから。今は大学4年生なので、まずは学校を卒業してほしいね」

 父親らしい気遣いを見せるカズ。話は自身と息子を取り巻く環境にも及んだ。

─世間は新型コロナウイルスで難しい局面ですが?

「スポーツも芸能界も急を要さない産業だからね。今は我慢の時期だけど、またきっと必要とされるときが来るよ。それに向けて準備をしていくしかないね」

 53歳にして現役を続けるレジェンドは、「俺にはサッカーしかないので。じゃ!」と爽やかに去っていった。

 りょう太が所属するトップコートにも今後について聞くと、

「現在はオーディションを受けている最中です」とのこと。

 父を追って、俳優の日本代表を目指してほしい!