目次
Page 1
ー 中止を求める声は「屁でもない」
Page 2
ー 八代さんのおかげでデビューした歌手
Page 3
ー “親衛隊”も「許せない」

 

《八代亜紀 お宝シリーズ第一弾 忘れないでね……》

 そう題名がつけられた八代さんの追悼CDが、4月21日に発売されることで波紋が広がっている。問題は、CDの特典に八代さんの私的写真が封入されていること。

 写真は、八代さんの元恋人で当時の音楽ディレクターだった男性が撮影したものとされる。その写真を買い取った第三者が、追悼CDの販売元である『ニューセンチュリーレコード』だ。

中止を求める声は「屁でもない」

『演歌の女王』と呼ばれた八代さんの名誉が冒涜されかねないこの事実が報じられ、発売中止を求める声が上がり、署名活動も行われた。これにより小売店や流通会社も取り扱いを中止する。

 こうした状況を販売元の『ニューセンチュリーレコード』はどう捉えているのか。4月18日、同社代表の早川寛氏に電話で話を聞いた。

─追悼CDの発売中止を求める声が上がっている。

「そりゃ、そうでしょうね。けど、屁でもないですよ」

─つまり“問題のある行動”との認識はある?

「うん」

─それでも、発売は予定どおりか?

「ええ、大丈夫です。今、忙しいのでこれ以上の取材はお断りです」

 そう話すと電話は切れた。