Aさんによると、
「短大時代に俳優の道を志したみたいです。20歳くらいから舞台をやっていました。昔から映画やアニメが好きで、漠然と表現する仕事へ憧れはあったと思います」
人によって態度を変える二面性
山内容疑者の人となりについてBさんは、
「おとなしく優しく、モテるタイプで、チャラい感じはありませんでしたが、昔からナルシスト気質なところはありました。会話の中で、自分のカッコよさやモテエピソードを語ることも。高校のときも、他校で1、2を争うかわいい子と付き合っているとか、優越感をちらつかせることはありました。ただ、会話が面白いので、不快に思うことはありませんでしたね」
収入の不安定な俳優業を志す彼だが、Aさんによると、
「千駄ヶ谷の居酒屋でバイトをしていて、お金に困った様子はありませんでした。家賃は4万5千円くらいで、シフトが忙しく大変そうでした」
逮捕時、山内容疑者は、杉並区内のアパートでひとり暮らしをしていた。アパートの古株住人は、こう証言する。
「彼が住み始めて3年くらい。近所トラブルはありません。このアパートは壁が薄くて音が漏れやすく、真夜中によく歌の練習をしていたのが、ちょっとうるさかったですね。昨年に2~3か月くらい、若い女性と同棲していた時期もあり、夜の営みの声も漏れていました」
ちなみに山内容疑者はよく、俳優の菅田将暉の歌を歌っていたという。
一方で、
「クレームが多い人でした」
そう明かすのはアパートを管理する不動産会社関係者だ。二面性を証言する。
「大雨が降るとベランダから部屋に浸水するからと、リフォームを要求していました。業者が修理に行くと、なぜか部屋も見せてもらえず。大家さんには普通の態度なのですが、業者には『ふざけんなよ!』と怒鳴りつけていたそうで、人によって態度を変えていたようです。最近はちゃんと払っていますが、家賃を滞納していた時期もあったそうです」
Aさんも、
「お店なんかで店員に偉そうな態度をとることも、多少あったかもしれません」