年100万円を目指すなら“効率よく”を徹底
ほかにも、入力項目やアンケートが多いものが当選確率の高い懸賞だという。
ただしネットは、はがきより“数をこなせる”のも利点のひとつ。
「例えば“ツイッター懸賞”はリツイートするだけ、“インスタグラム懸賞”は『いいね』するだけで応募ができてしまう。1回1回の当選する確率は低いかもしれませんが、“数撃ちゃ当たる”ともいえますよね。ネット応募は、すき間時間を上手に活用して数をこなす習慣を身につけましょう」
続いて、はがき応募。ネット応募に比べて下火になっているというが、
「確かにはがき応募のオープン懸賞(商品購入などの条件がないもの)はほとんどなくなりました。ですが、メーカーがスーパーとのタイアップで行う“ローカル懸賞”は以前より増加の傾向にあります」
スーパーで購入した商品を袋詰めするスペースでよく見かける“あの懸賞情報”のことだ。
「私の場合、はがき応募は、特に“手間をかける”“かけない”の線引きをはっきりさせています。例えば、毎年恒例の全国区で行われる大企業のキャンペーンは必要事項しか書きません」
10万通、20万通の応募が予想されるため、主催者がはがきを1枚1枚、見ているとは考えられないという。
「ただし、ここぞというはがきにはとことん時間をかけます。前述した“ローカル懸賞”は応募数が少ないので、凝ったはがきを作っています」
“当たるはがき”には、1枚書くのに20分もの時間をかけたという。
「“どんなコメントにするか”を考えて、1度パソコンに入力して下書きします。コメントは、主催者がパッと読んだときに好印象を持ってしかも内容がスッと入るもの。だから、あまりダラダラ長い文章もよくないんです」
長場さんは“感謝”と“時事ネタ”を入れるように心がけているという。
「時事ネタなら、今はコロナの話を入れていますね。今を感じる内容のほうが読み手の方も共感しやすいんです」
年100万円を目指すなら、より効率的にしないとダメだという。
「懸賞を30年続けてきた私がいま思うことは“人生には時間がない”(笑)。ネット応募とはがき応募の利点を大いに生かして、メリハリのある懸賞生活を送りましょう」