「ウェルテル効果」の恐ろしさ
また、「世界で最も危険な職業は韓国大統領との冗談がある」と紹介。実際、韓国の歴代大統領は、亡命、暗殺、自殺、逮捕・収監、身内のスキャンダルなど不幸な末路を迎える例が極めて多い。
その理由について記事は、「大統領自身に原因がある一方で、韓国の政党政治の特別な運用メカニズムとモデルが関係している」と説明。これは大統領の職務怠慢や違法行為が大統領の弾劾、調査、裁判の理由となっているが、各政治勢力の策略、操作、波風の助長も大統領の任期中に政治が不安定になる要因となっているとしている。
また記事は、韓国における自殺予防機構がうまく機能しておらず、自殺率が減少していないと指摘した上で、韓国・聯合ニュースは「自殺率の大幅な増加は経済問題と結びつけるのは難しい。有名人の自殺によるウェルテル効果が昨年の自殺率が増加した主な要因」と報道していると紹介。
ウェルテル効果については「自殺の模倣現象で、自殺行為には一定の模倣性と伝染性があることを指している」と説明した。
このほか、韓国のネットユーザーからは、学歴至上主義という社会圧力、どのオフィスでもある先輩文化、根深い男尊女卑の文化、異なるものを拒絶する中での同僚の圧力、ネットユーザーによる過激な言葉の暴力が、韓国の若者を命を粗末にする道へと追い込んでいるとの声があると伝えた。(翻訳・編集/山中)