心無い言葉に傷ついたことも
「代表作のひとつでもある実写映画『君に届け』で、ヒロインの彼氏役にキャスティングされたときに、ネット上で“イメージと違う”と多くのバッシングを受けたんです。まだ若かったこともあり、ひどく傷ついていましたね。
同じころに、彼の20歳を祝うイベントがあったのですが、ファンから励ましの声をかけられたときに、うれしかったのか、一瞬後ろを向いて涙を流していたこともありました」(映画配給会社関係者)
今回の彼の自殺の要因として、報じられていることのひとつが“SNS上での誹謗中傷”だ。今年1月には、公式ツイッター上で意味深なツイートをしていた。
《明るみになる事が清いのか、明るみにならない事が清いのか…どの業界、職種でも、叩くだけ叩き、本人達の気力を奪っていく》
これがいったい何のことを指しているのかは、明らかにしなかったものの、ネット上での執拗なバッシングに対して警鐘を鳴らしていた。過去に自分も被害に遭っていただけに、他人事とは思えなかったのだろう。
「三浦さんは世間が思っている以上に、繊細なメンタルの持ち主だったと思います。彼のSNS上にも、心ない書き込みが来ることがありましたし、顔には出しませんでしたが内心はかなりショックを受けていたと思いますよ」(芸能プロ関係者)
昨年、主演したドラマ『TWO WEEKS』(フジテレビ系)のロケ中にも、彼の精神面が心配になったことがあった。
「あるシーンの撮影が終わって、春馬さんに出番まで控室で待機してもらうことにしたんです。しばらくすると、控室から“ウォー”と叫ぶ声と一緒に大きな足音が聞こえてきて……。歌手活動も始めた時期だったので“ちょっと多忙なのかな”くらいにしか思っていなかったのですが、いま思えば、このころから少し不安定な状態になっていたのかもしれません」(フジテレビ関係者)
歌手のJUJUとともにMCを務める『世界はほしいモノにあふれてる』(NHK)の収録現場でも、最近ではこんな“異変”が起きていた。