その喜びは地元の両親にも伝えたという。
「母親は“20冊買うわ!”と言うてくれました。でも本屋にあるかわからんし、ネットでもどう買えばいいかわからんと言うので、10冊は僕がプレゼントしました(笑)。近所に配ってくれるんやと思います。父親もnoteで書き始めたころから読んでくれていたようです。僕がお父さんが亡くなっている話を書くと“今日はお父さん殺してなかったか?”って連絡があったりしました。“そういう見方されるとちゃうんやけど……ごめんな”という会話をしましたね(笑)」
小説の中には自称・恋多き男である自身の恋愛経験をもとにした話もあるようだが、芸人兼作家となって浮いた話もあったりして?
「自粛期間ってこともあったので、全然ないですね。自粛前に仲よかったコからは連絡は来なくなりました(笑)。本を出したってキッカケに連絡もありかな……いや、ないでしょ。しませんよ(笑)」
RADWIMPSの野田洋次郎に応援要請?
今後の目標としては、どうか。第2の『ピース』又吉直樹を目指したりとか?
「又吉さんとかは、もう別格ですよね。文学ですからね。あの文体とかは、僕には無理ですから。ただ、映像化はしてもらえたら嬉しいなぁとは思います。いけると思うんやけどなぁ……」
なんて期待に胸膨らませているけれど、ちゃんと目の前の目標は忘れていないみたい。
「まぁ、でも本が売れんことには……。ビビりまくってますよ。本を出したけど売れなかった芸人いっぱいいますからね。やっぱり有名な方に応援していただけないと……。ダメ元でRADWIMPSの野田洋次郎さんにお願いしてみようかな(笑)。一応友だちなんで……ダメ元で……。カズレーザーも“人気者に献本するしかないですよ”って言ってましたから(笑)。読んでもらったら、悪くないはずなんで」
最後に意気込みを。
「これからはバイクだけに、ペンというタイヤを滑らしながら、お笑い界もエンジンをかけてブンブンと暴走していきたいなと思います! ブンブン! ヒィーア!!」