木村拓哉と結婚した工藤静香。第1子──長女のCocomiを授かっての“できちゃった婚”に日本中がどよめいた。’00年11月、木村が開いた会見には300人を超える取材陣が詰めかけた。
「正直、会場に来た誰もが“本当に結婚するの?”と半信半疑。キムタクが第一声で“結婚します!”と宣言した直後に、レポーターは“お相手は工藤静香さんですよね?”と思わず聞いてしまったくらいで(苦笑)。その質問には、さすがにキムタクも“それ以外、誰がいるんですか?”なんてムッとしていたけど、それくらい驚きでした」(スポーツ紙記者)
メリー喜多川氏は静香に怒り心頭だった
驚いたのは、ジャニーズ事務所も同じだった。
「静香との結婚を知らされたとき、実質的なトップのメリー喜多川さんは驚きのあまり“妊娠4か月なんて聞いてないわよ!”と、思わず大声を上げたくらい、そうとうな剣幕だったそうですよ」(芸能プロダクション関係者)
メリー氏が怒ったのも無理はない。ふたりの交際には無論、大反対だったからだ。
「そもそもメリーさんは“結婚するならジャニーズを出なさい”というくらいタレントの色恋には厳しい。このときの会見も“知らない。工藤さんのほうに聞いてください”といっさい知らんぷりだったからね。それくらい結婚を強行した静香に怒り心頭だったんですよ」(同・芸能プロダクション関係者)
静香に不快感をあらわにしていたのは、メリー氏だけではない。木村のファンもこぞって静香を敵視した。
それまでも、静香はメディアの前で木村との交際について語ったり、何度も写真誌にツーショットを“撮らせていた”ことで、木村ファンから反感を買っていた。それが一気にヒートアップ。
「会見と前後して静香が不妊治療をしていた、という報道が出た。それもあってか“計画妊娠だ”“拓哉はハメられた”と。さらに静香が自分のブログでマタニティー写真を公開したり、発表直後の自分のライブでSMAPの『らいおんハート』を歌いだしたことも怒りを買ったんです」(前出・スポーツ紙記者)
うるさい木村のファンを、気の強い静香がわざと煽ったともいわれている。
「そのせいで、静香のイベント運営会社やディナーショーの会場ホテルに、爆破予告や殺害予告がくるまでに」(同・スポーツ紙記者)