契約満了での対処になる予定

昨年の秋ごろに、周囲に“もう日本ではやりきった。来年の仕事が落ち着いたら、事務所を辞めようと思っている”と話していたそうです。'20年の仕事をひとつの区切りにして、再スタートを切ろうと考えていたのでしょう」(前出・山下の知人)

 今年は山下にとって、重要な仕事が待ち受けていた。

「5月には、亀梨さんとのユニットである亀と山Pのツアーを予定していました。海外では、『THE HEAD』の実績を“名刺”がわりにして、現地のオーディションを受けようとしていたそうです。しかし、コロナの影響でツアーは中止に。オーディションも頓挫したうえ、日本から出られなくなってしまいました。予定していたイベントが次々と中止になり、そうとうショックを受けていましたよ」(同・山下の知人)

 亀と山Pのツアーは、20億円以上を稼ぎ出す“夢舞台”でもあった。

「5月9日と10日に大阪の京セラドーム、6月13日と14日に東京ドームで開催する予定でした。ファンクラブ会員のチケット料金は8500円で、会場は5万人近くが収容可能なので、4日間満員で行い、コンサートグッズなどの収益も合わせれば20億円を超えるはずでした。山下さんが、アイドルとして全精力を注ぐ最後の仕事だったのかもしれませんね」(前出・芸能プロ関係者)

 しかし、コロナの影響で年内にツアーを行うのは絶望的に。

 最悪の状況になったことが彼の背中を押したのかもしれない。では、山下はいつ退所するのだろうか。

毎年12月が彼の契約更新月なので、辞める場合は、3か月前の9月までに事務所にその意思を伝えなければなりません。現段階で決まっている仕事がなく、ツアーが実施できるめどが立っていない。そうなると、契約期間を満了したうえで辞める可能性が高いですね」(同・芸能プロ関係者)