妻の奥様会は本当にあった
花がイヤイヤ参加している『奥様会』。ここでの振る舞いが夫の出世を左右しかねないのだが、花は半沢のためうまく立ち回り、情報収集もこなしていた。
「社宅の付き合いや奥様会は実際にあります。ほとんどが社宅の維持や管理を円滑にするための集まりで、ドラマのような夫の立場や出世を意識した付き合いはしていません。ただのママ友です」
お茶会に生け花といったお付き合い、奥様会用の洋服や手土産や贈り物。家計的にも痛い出費なのでは?
「メガバンククラスでしたら昔はドラマのような『奥様会』もあったようですがそれでも極めてまれです。もし、『奥様会』があったとしても半沢の年収から考えると少々痛い出費かもしれませんね」
前作の浅野支店長(石丸幹二)の妻・利恵(中島ひろ子)らからは嫌がらせや嫌味の数々。手土産を差し入れるときはブランドやトレンドにも配慮して、上司の妻の誕生日にはわざわざプレゼント……そこまでして参加するのは、
「死んでも嫌だね!」
メガバン頭取なら報酬1億円も!?
「ドラマで描かれている『東京中央銀行』は規模がかなり大きく、国内トップのリーディングメガバンクのようですから頭取の報酬はかなり高く、中野渡頭取(北大路欣也)なら7000万~1億円くらいかなと思います」
実際の年収はメガバンクで5000万~7000万円程度、地方銀行で2000万~4000万円程度。
巨額なお金を扱っていることから派手に見える銀行マンだが、その暮らしぶりは意外と堅実?
「派手にお金を使ったり、浪費グセがあるとほかの行員らからはよく思われません。例えば“職場にロレックスをしていく”なんてことはご法度」