4人でメジャーデビュー
「ATSUSHIが抜けて3人になり、パワーが落ちてしまったことは否めませんでした。でも、人数を増やせば解決するという話ではない。ATSUSHI以外のメンバーが入ることは考えられませんでした」(YOUSUKE)
メジャーデビューを2か月後に控えた'19年9月末。YOUSUKEはATSUSHIに「L・Fに力を貸してほしい」と気持ちをぶつけた。
「“3人でメジャーデビューをつかみ取ったのに、いま自分が戻るのは場違いだ”と、1度は断りました。でも、その後リーダーに“単刀直入に聞くけど、音楽をやりたいのか、やりたくないのか”って、質問されたんです。その言葉で“もう1度音楽がやりたい”という気持ちが呼び起こされました。OSAとGACKYも温かく迎えてくれて、本当にうれしかったですね」(ATSUSHI)
私生活では、妊活にピリオドを打っていた。再加入の決断には妻の後押しもあった。なお、ATSUSHI夫妻はおしどり夫婦として、ファンの間でもよく知られているという。
ATSUSHIが戻ってリスタートしたL・Fは、冒頭のように目覚ましい活躍ぶりを見せている。
メンバーたちそれぞれがL・Fの方向性に悩んでいたころのこと。実はYOUSUKEが、衝撃的な出来事に見舞われていた。自身の原点である「GiFT」のもう1人のメンバーが、がんで亡くなったのだ。37歳という若さだった。
誰もが、終わりと始まりを絶え間なく繰り返している──。
「『終わりは始まり』という志を掲げる僕らが、諦めずに夢を叶え続けることで、多くの方に“自分も一歩を踏み出そう”と思ってもらえる、アイコンになっていきたいです。ぜひ僕らの歌を聴いて、前向きな気持ちを受け取ってください!」(YOUSUKE)