「彼の逮捕によって、事務所は解散する方向で話が進んでいるそうですよ」(芸能プロ関係者)
9月8日に乾燥大麻20.3グラムを所持していたとして、大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕された伊勢谷友介容疑者。押収された大麻については、警視庁の調べに対して「リラックスするために吸っていた」と、供述しているという。彼の場合は、公開が控えている映画がいくつかあったため、関係各所がその対応に追われることになった。
「芸能人が逮捕されるたびに、ドラマや映画などの作品を“お蔵入り”にするか、または出演シーンをカットするかといったことが話題になります。いわゆる“作品に罪はあるのか”といった議論ですね。以前はお蔵入りや出演シーンのカットという対応が多かったのですが、伊勢谷さんの出演作については、かなり早い段階で“予定通り公開”とアナウンスした作品があります。
10月30日の公開を予定している映画『とんかつDJアゲ太郎』、2021年公開の映画『いのちの停車場』は、どちらも彼の出演シーンをカットしないことを発表しました。ほかに出演予定の作品が2作品ありますが、そちらも同じ対応をするのではないかと思います」(制作会社関係者)
スポンサーが次々と撤退
今回の逮捕によって影響の出ている業界は、映画界だけではない。伊勢谷容疑者は“循環型社会を目指す”ことを理念に掲げた『リバースプロジェクト』という会社を立ち上げ、代表取締役に就いていた。
「リバースプロジェクトとのコラボ商品を作っていた会社は、販売中止の対応をとっています。『全日空商事』はバッグブランドと伊勢谷さんとのトリプルコラボの形で、航空機で使用したシートベルトと自動車のエアバッグを利用したバッグを製作・販売していましたが、逮捕を受けて販売を取り止めました。『ディノス・セシール』は、自社ブランドとのコラボでオーガニック素材を使ったTシャツを販売していましたが、こちらも販売中止となっています」(ファッション雑誌編集者)
伊勢谷容疑者が所属していた『カクトエンタテインメント』は、大手の芸能事務所ではなく、個人事務所と言ったほうが意味合いが近い。そのため、違約金も莫大になるのではないかという報道もある。
「大手事務所であれば、今後の付き合いなどを考えて、違約金を減額したり請求しないケースもあるといいます。ただ、伊勢谷さんの場合は個人事務所のようなものなので、違約金が発生することになれば、減額交渉は難しいでしょう。もし支払うことになった場合も、大手なら資本力があるので、一時的に事務所が立て替えて払い、その後タレントに請求することができます。でも個人事務所となれば、期限までに請求された金額をすべて自力で支払わなければならないので、かなり厳しいと思います」(テレビ局関係者)