「ドラマ内の“住民会”のシーンでは、撮影初日から20代から60代という幅広い年齢層の俳優さんたちが“前室”という待機場所に集まりました。住民同士でモメるシーンも多かったので、先に仲よくなろうと、前室での待機中は積極的にみんなの会話を“回す”ようにしましたね。
特に、竹中直人さんは大学の先輩でもあるし、お笑いから俳優になったという意味でも先輩なので、とても緊張していたんです。竹中さんとケンカするシーンがあったので、遠慮せずに演技ができるように“距離をつめよう”と頑張りましたよ」
片桐が注目する2人の芸人俳優
そんな片桐が意識するのは『半沢直樹』で注目されたお笑いトリオ『東京03』角田晃広。
「同い年の角ちゃんは、勝手にライバルだと思ってますね。役者として学ぶところがたくさんあります。彼のたたずまいは共演する俳優の邪魔をしないんです。僕にない雰囲気を持っていて“悔しい!”って、思うこともありますね」
次世代の“芸人俳優”についても期待の声を寄せる。
「『ハナコ』の岡部大クンはスゴイと感じます。出演中の『エール』で見せる素直さや若々しさは彼の武器ですし、今後オファーが殺到すると思いますよ。『ドランクドラゴン』の塚っちゃん(塚地武雅)みたいになるんじゃないかな」
最後に、片桐がこれから挑戦してみたい役とは?
「“いい人なのか悪い人なのか、どっちなんだろう?”という役ですかね。お笑いでやるとしても難しいキャラクターなので、挑戦したいです」