《出前館のCMほんとすごい。うちの息子、泣いてる時これかけるとすぐ泣き止む笑》
浜田雅功が『スーダラ節』の替え歌を歌う、デリバリーサービス『出前館』のCMがSNSを中心に話題を集めている。“赤ちゃんが泣きやむ”という都市伝説的なものから、“見るだけで笑える”というものまで感想はさまざまだ。実はテレビ局関係者の間でも、ダウンタウンへの注目度がアップしているという。
「テレビ不況で制作費が削減されたため大物タレントたちが続々とリストラされる中、ダウンタウンに関しては起用したいというスポンサーや番組が増えているんです」(テレビ局関係者)
オファーが増えているのは、出演するCMの好感度の高さと番組内での“CMイジり”の多さが理由だ。
「'20年9月度の業類別CM好感度調査で、松本人志さんが出演する『ソフトバンク』が2位にランクイン。また10月11日放送の日テレ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』では、松本さんが『出前館』のCMを再現するという企画に挑戦しました。2人は自分たちが出演するCMや番組のスポンサーを番組内で積極的にイジってくれるため、“いい宣伝になった”と企業やテレビ局の上層部が喜んでくれるんです」(広告代理店関係者)
出前館に話を聞いてみたところ
今年に入り、吉本内でも2人の存在感が増している。
「松本さんはコロナ禍で収入の減った芸人たちを救済するため、無利子で1人につき最大100万円まで貸し付けすると報じられ、話題になりました。また、浜田さんも吉本のタレントを対象にした、“#浜田のおごりキャンペーン”を実施。出前館の3000円分クーポン・総額300万円分を若手芸人たちに配布し、食えない若手たちが感謝していました。このキャンペーンは、浜田さんが働きかけて実現したと聞いています」(テレビ局関係者)
そんな「浜田、動きます」と働きかけたのが事実なのか、出前館に確認したところ、
「弊社会長の中村と吉本セールスプロモーション社長とのお話の中で、コロナ禍で仕事がなくなり苦しんでいる吉本のタレントさんと、ユーザーさまに何か元気を与えることができないかということで生まれた企画でございます。浜田さんにも賛同いただき、快く引き受けていただきました」
『ガキ使』などでイジってくれることや、CMで赤ちゃんが泣きやむことについては、
「非常にありがたく思っております。赤ちゃんが泣きやむ理由に関してはよくわかりませんが、ユーザーの方からお子さんが歌っている動画などの送付もいただいております。CMで家庭がより明るくなっているとのことで、大変うれしく思っております」
と、CMが話題になっていることを喜んでいた。
「かつては尖った芸風のため、人気のわりにCM起用があまり多くなかった2人ですが、松本さんもパパになったことで優しい雰囲気が出ましたよね。さらに、後輩や吉本のためにいろいろ動いてくれたことも、好感度がアップした理由だと思います」(前出・広告代理店関係者)
テレビの現場では“第7世代”の勢いが増しているが、王者の地位はまだまだ揺るぎそうにない!?