「より心がつながった」
舞台を通してお客さんとつながることを楽しみにしているという稲垣。一方で、SNSを始めてからファンとのつながりが近くなったとも話す。
「よりひとりひとり距離が近くなったというか、生きている気配というのを感じるようになりました。まぁ、僕のほうからは基本的にベタベタするのが好きじゃないので、少し距離をとりますが(笑)。
以前のグループのときは、急成長していって、ファンもたくさん増えて、漠然と大きな塊みたいになっていったからその感覚は少なかった。それが解散して、個人で活動し始めて、よりファンと心がつながったというか。今の形になって満足しています」
新しい地図として、ともに活動する草なぎと香取については、最近こんなことを思ったそう。
「2人とも本当に役者として改めてすごいなって。『誰かが、見ている』で香取くんと共演したんですが、本番に入ったときの集中力がすごい。ある意味、本番以外何もやらないです(笑)。草なぎくんは『ミッドナイトスワン』のあの役は僕には絶対できないですよ。会見で自分から“代表作”って言っちゃってますから。あっ、僕もさっきベートーヴェンを代表作って言ってましたね(笑)。
本当に2人には刺激を受けるし、僕も代表作と言えるくらいの意気込みで、この役を演じられればと思います」
僕の思い出の1曲
中学生のころに初めて行ったコンサートがBARBEE BOYSだったんです。KONTAさんと杏子さんの歌がすごくカッコよくて、曲もいわゆるロックバンドというよりも、少しジャズだったり洋楽的で、それが大好きに。
今年、20年ぶりくらいに“ななにー”で共演させていただいたんですが、一緒に歌わせていただいたのが不思議な感覚でした。1曲あげるなら……カセットテープで買った思い出のある『目を閉じておいでよ』ですね」
木下グループpresents
『No.9―不滅の旋律―』
12月13日〜2021年1月7日
TBS赤坂ACTシアター