よもや、よもやだ 鬼滅・号泣祭り!
映画の感想を尋ねると、ほぼ全員が「とにかく泣いた」「泣きっぱなしだった」と回答(「泣いた回数」については1~26回とさまざま。多かった答えは5~6回)。
「ずっとがまんしてたのに、ラストの鎹鴉(伝書バト的なカラス)の涙を見たらグッとこみあげてきた」(49歳)
「(煉獄さんの死を悲しむ)炭治郎からの伊之助の号泣につられた」(54歳)
「炭治郎の心の中の景色が美しすぎて“ああこの子……ホント、ええ子やぁ~”って泣けました」(45歳)
「炭治郎が家族の悪夢を見させられて“俺の家族を侮辱するなァアアァアアア!!!”とキレたところ」(34歳)
「最近は映画を見ても“ここで泣かせようとしてるな”と冷めて見てしまうお年ごろ(?)ですが、映像美とキャラの魅力でやっぱり泣いてしまいました(笑)」(43歳)
「自分も泣いていたが、エンドロールのとき、後ろの女性が“ふわわわわわぁ~”って声を出して泣きだして驚いた」(50歳)
などなど、ポイントはさまざまながら、全大人女子が泣いた! また、
「マンガを読んでいなくて煉獄さんとはほぼ初対面。しかも映画を見る前から死ぬって聞いていたのに、まんまと泣いた」(40歳)
「煉獄さん、素敵な人だと思ったのに死んじゃうなんて……今まさにショック。惜しい人を亡くしました」(27歳)
「1回目は彼氏と見たのですが、油断していたら煉獄さんが死んでしまった。だから、今日はひとりで2回目。煉獄さんは登場シーンでは不思議ちゃんぽかったけど、本当は懐の深い、熱い男でした……」(50代)
テレビ版では登場したてだった鬼殺隊の柱(強くて偉い役職)・煉獄さんが、117分の間に人を魅了しつくして死んでしまう展開に気持ちがついていかない人が多数!
「昔の人は“男の子はこうあるべき”という考え方が強かった(『鬼滅の刃』の舞台は大正時代)。煉獄さんも“長男たるもの”と厳しく育てられて、自分がしっかりしなくては、と生きてきたのだと思う。
幼いときの煉獄さんが、いつも厳しかったお母さんに抱き寄せられたとき見せた表情が忘れられません。甘えていいのかダメなのかわからず、戸惑う表情がすべてを物語っていると思う。それが煉獄さんの最期のセリフに結びついていますよね」(60歳)
その最期の名ゼリフ、
《母上、俺はちゃんとやれただろうか やるべきこと 果たすべきことを全うできましたか?》
そして《立派にできましたよ》と微笑む母に、子どものような、安心したような笑顔を浮かべた煉獄さん……。このシーンには、きっと日本中の母が号泣したはず! また母でなくとも、
「あなたが強く生まれたのは弱き人を助けるためですよ、という煉獄さんのお母さんの言葉に打たれました。私も弱い客を助けなきゃな~って反省(笑)」(コンサル・32歳)
と自分の身に置き換える働き女子の声もあった。