今週発売の週刊誌の何誌かは、近藤を表紙に起用し、インタビューを掲載していた。今年芸能生活40周年を迎える近藤は、12月12日のデビュー記念日に向けて、最後のネジを巻く時期に差し掛かっていた。今回の『無期限自粛』で12月2日に主演予定だったフジテレビ『FNS歌謡祭』を降板、ツアーの最終公演(12月11日、12日)は中止することになった。
「今年7月からの全国ツアーが、これで全部できないことになった。延期になった公演の振替公演も、今回の処分で当面設定できない」(スポーツ紙記者)。
近藤にとっては、ツアーの稼ぎを丸ごと失ったことになる。先々の復帰も見通せない『無期限自粛』は重くのしかかる。
メリーさんに諭されてのけじめ
「ほかにも注目すべき点は」と前出・情報番組デスクが続ける。
「どこをどう読んでも気になったのは、不倫相手の関係の今後については言及されていないことですね。以前、嵐の大野智の恋愛が報道された際は、本人がコンサートの前に取材を受け“もう一切会わない”とまで言及させられていた。今回は、そのことが一切ない。週刊文春が報じた、近藤が不倫相手にのめり込む様子を考えると、なかなか切れにくいんじゃないかなと思いましたけどね。
それからもうひとつ。メリーさん(藤島メリー泰子名誉会長)に『マッチらしく責任を取りなさい』と諭された点。結局、自分でけじめをつけることができずに、事務所幹部に首に鈴をつけられたことが、この報道で明らかになってしまった。そこが情けないですね」
56歳の、世間でいえば立派な中高年が、25歳年下の女社長に溺れた末の今回の処分。近藤にとっては、取り返しのつかない、あまりにも痛すぎるデビュー40周年になってしまった。
〈取材・文/薮入うらら〉