もう逃げられない、渡部建

「これまでダンマリの逃げまくり、いきなり番組復帰することに、潔さがないとか、計算高さが見えるとか、すべては遅きに失したとか、ネットの住民が拒絶感を示しています。そういった声はスポンサーも敏感にチェックしていますからね」(前出・情報番組デスク)

 もう逃げられない……。かくして渡部は詰んだのである。

 例え遅きに失しても、謝罪会見を開くことは仕事復帰に向け避けてとおれないこととして見ることができるが、会見が吉に出るか、凶に出るかはまた別問題。取材陣からは厳しい質問が飛ぶ。それに対して逃げることなく、誤魔化すことなく答えられるのか。

「特に渡部の場合は、妻で女優の佐々木希に関する質問も出る。どういう話し合いがなされたのか、離婚は避けられたのか。下手に答えれば、佐々木のイメージにも傷がつくことになる。かなりの想定問題集を作って、対策してくるでしょうね」(芸能リポーター)

 所属事務所がファクスした会見開催を伝える紙には「一連の報道についてご説明」とある。

「会見したからといって、即復帰とは考えていないようです。“ガキ使特番”出演で、世間の拒絶反応が出たので、会見後にどうなるかはわからない。収録済みの“ガキ使特番”だって、あまりにも世間のバッシングが止まらなければ、編集でカット、という判断もあると思いますよ」(前出・情報番組デスク)

 説明したからといって許されるわけでもなく、やらかしたことのイメージの悪さからテレビ局は使いずらい。

 会見をすることが伝わったタイミングで、かつてMCを務めていたTBS系『王様のブランチ』を降板することが明らかになった。今年9月にはラジオ番組も終了し、渡部の芸能活動は八方塞がりの状態になっている。

 さて、詰んだ状況を、3日の会見で打破することができるのか。世間の風向きを変えるような最善手が、渡部にはあるのだろうか。

 3日19時、運命の会見時間が迫る。

〈取材・文/薮入うらら〉